厚生労働省から発表されている「国民健康・栄養調査結果」をみると、
年代別のBMI平均は過去50年間の間に、男女ともほとんどの年代で
確実に上昇しています。しかし、20歳代の女性の平均BMIだけは、
年々低下しており、30歳代の女性ではほぼ横ばいという特異なパターンを
示しています。この年代の日本女性のダイエット志向の行き過ぎを如実に
明らかにしたデータと言えるでしょう。
健康体重はBMI22前後といわれています。
過激にも映る「痩せ願望」は、女優やモデルのような体型を目標にする
ということが、原因の1つになっていると考えられます。
このような人の体形
はBMI18〜19です。それを目標に短期間に過激な方法で
無理やり体重を減らす人が多く、これが行き過ぎたダイエットに陥る1つの誘因と
考えられており、実際
20歳代の約4人に1人は「低体重」と言われています。
過激なダイエットは、1ヶ月で肌荒れや脱毛、
2〜3ヶ月で貧血、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れなどが起こってきます。
3〜6ヶ月もすると、生理不順や無月経になり、こうなれば医療機関を受診する
必要があります。この段階でも辞めずに続けると、骨粗しょう症、最後には
拒食症になって、やせ衰えてしまう場合もあります。
また、こういったダイエットを繰り返している人は、「
隠れ肥満」になる可能性もあります。
隠れ肥満は、10人に1人くらいに見られます。体重が正常、もしくは痩せ過ぎであるにも
かかわらず、ダイエットにより体脂肪率が上昇してしまう可能性があるのです。
一見痩せ過ぎであるのにも関わらず、「肥満」であるかもしれないのです。
人間本来の美しさは、内面に培った健康な心と身体を基礎にして初めて獲得できる
ものです。ですから、安易な方法で一時しのぎに外見だけを美しく装うのではなく、
内面から湧き上がるゆるぎない健康美をしっかりと作り上げるという発想が大切なのです。
そのためには、まず健康体重を目標にダイエットに取り組みましょう。
健康美を獲得するコツは、余分な体脂肪だけを減らすことです。
[日本肥満予防健康協会資料参照]
長坂整体院BODY PLANNINGでは、
健康でリバウンドしないダイエットのコーチングを行っています